2012年3月アーカイブ

『真剣で私に恋しなさい!R』発売から一週間
G.Fです。こんにちわ。

発売から一週間が経過しました。
まずは、ご購入いただいた皆さま、ありがとうございます。

購入を考えていただいていた方には大体行き渡ったんでしょうかね。
まだまだ絶賛発売中ですので、宜しくお願いします。


さて、気温の感じから昨年の今頃の状況をふと思い出してしまいます。
昨年を考えると、ゲームに集中できている今の状態は幸せな事ですね。
昨年の今頃は開発に向けて動き出している所ではありましたが、心情的には
正直それどころではなかったですからね。

もちろん、直接の被災地の方に比べれば贅沢な話ですが、それでも余震と節電と
の中で娯楽であるゲームを開発する、という点への不安や葛藤もありましたし。

特に3月中は状況が目まぐるしく変わり、不安に苛まれていたのを覚えています。
最近になって、振り返るドキュメント番組が多く1年の経過を感じることがありますが、
1年なんて早い物です。
しかし、まだまだ復興するには時間がかかるでしょうし、不安が消えたわけではありません。

「ゲームで皆を元気に!」と言えるほどの志、割り切りができているわけではありませんが、
やるべきことをそれぞれやっていくことしかできないので、せめて前向きにやっていこうと思います。

「真剣で私に恋しなさい!R」も早速いくつか意見をいただいていますので、
しっかり確認させていただき今後の対応を検討しています。


ではでは、今回はこの辺で。

ディレクター G.F

『真剣で私に恋しなさい!R』発売前日!
G.Fです。こんにちわ。

いよいよ明日となりました。
アニメ、Sに続いてのまじこいRのお目見えです。

当初公表しておりますとおり、基本ベタ移植になります。
しかし、PS3への移植である以上、修正、調整は随所にしてあります。

発売前日でもありますし、少しまとめてみましょうか。

①画面がワイドに
これは見た目一番わかりやすい違いかな、と思います。
豊富なキャラクターが所狭しと入れ替わる本作なので、ワイドになるだけで
見栄えが結構変わります。キャラクター同士が見やすく、よりキャラクターの動きが
楽しく見ることができると思います。

②高解像度イベントCG
イベントCGは原作PC以上の高解像度で表示します。
是非大画面で表示してみて欲しいですね。
4:3画面から16:9画面への変更なので、切れてしまう部分もありますが、
メッセージウインドウを消してアナログスティックで上下にスクロールして端まで
見ることができます。

③バックスキップ
通常の前に進むスキップを、後ろに巻き戻しの感覚で使用できるバックスキップを採用しています。
シナリオが長いゲームなので、セーブを忘れたりしても簡単に戻ることができます。
もちろん、選択肢ジャンプやクイックセーブなども用意しているので、併用していただければ、
より快適に遊べるかと思います。
キャラクターのアクションと含めての日常のやりとりも楽しいのが「まじこい」なので、
そのシーンをすぐ見直したい! という時なんかに最適ですね。

④イベントモードが本編全てのシーンに対応
おまけモードのイベントモードは、一度見たシナリオを回想できますが、「R」では共通ルートから
各ヒロインルートまで全てのシナリオを登録、回想することができます。
バックスキップもそうですが、セーブデータを作成し忘れても、一度見た好きなシナリオを何度も回想
できるので、オススメです。


基本的にベタ移植、ではありますが、もう一度「まじこい」をじっくり楽しんでいただきたい、
という想いの元開発を進めていたので、その辺りに特化した調整になっています。
もちろんアレな部分はコンシューマ向けに調整していますが、それがどのように調整されたかも
PC版を遊ばれた方には見ていただきたいですね。
ちなみに自分はアレな部分を調整しても、面白さにはなんのマイナスも感じませんでした。
キャラクター同士の掛け合いや世界観が楽しいゲームなので、アレな部分を調整した「R」は
特にシンプルに「まじこい」を楽しめるかなと思います。

その他にもミニゲームやら終了時の掛け合いやら追加、調整している部分はありますが
よければ是非遊んでいただければ嬉しいです。


ではでは、今回はこの辺で。

ディレクター G.F

いよいよ発売です

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ごきげんよう、のえるです。


『いよいよ発売です』


PS3ソフト「真剣で私に恋しなさい!R」がいよいよ発売です。
というわけで今回の日記、PS3版の話を改めてしてみようかと思います。

まず内容ですが、これは散々言った通り「PC版を素直に移植」です。
とはいえPC版は年齢制限がありますので、そういった部分は家庭用にあわせた表現になっ
ています。
とはいえ大切なストーリーはそのまま。面白さもそのままです。

そんなPS3版は家庭用ゲーム機ですがハードディスクが搭載されていますので、ゲームの
データをあらかじめインストールしておくとゲームが快適に遊べます。

特に今回PS3版には「バックスキップ機能」をつけました。
普通の「スキップ機能」は物語を早送りする機能ですが、これは文字通り「逆方向に物語
を早送り=巻き戻し」をする機能です。
つい文章を送りすぎてしまったときなど、即時戻ることができます。

またPC版にもあった選択肢への前後ジャンプ機能もありますので、何度も遊ばれる方はス
トレスなく遊んでもらえるようになってます。

...あと。
これは実際に遊んでもらえばわかるのですが。

PC版はゲームを終了する際にちょっとした会話が展開されてましたね。
PS3版ではゲームを終了するとクロスメディアバー画面へ戻ってしまいますが、実はこの
会話イベントも全て収録されています。
これを見る方法はゲームを終了するのではなく、タイトル画面へ...と。
ここまで書けばわかりますね?
会話を見るために毎回ゲームを終了する必要はないので、PC版で全てを見てない人はこ
のPS3版で全制覇を目指すのもいいかもしれませんよ?

尚一度見た会話イベントはおまけモードで全て見れます。
おまけモードを全て埋めることを目的にしてみるのもアリかも。

何はともあれ。
3/22にPS3ソフト「真剣で私に恋しなさい!R」発売です。
どうぞよろしくお願い致します。


というところで今週はこのくらいで。
それではまた、ごきげんよう。

注目されると言うこと。

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注目されると言うこと。
G.Fです。こんにちわ。

最近放送中のアニメ「Another」。
こちらは原作が綾辻行人氏のミステリーホラー小説なのですが、
どういう経緯かメディアミックスが続き、アニメで知名度を強固なものにしました。
ミステリーファンの間では綾辻氏は今更すぎるほど有名な作家だと思いますが、
アニメの視聴者層にはどうなのか分かりません。

自分は綾辻氏のファンであるミステリー好きの友人から勧められて、
しばらく前に「Another」を読みました。
氏の作品である、というイメージとその時読んだ雰囲気のイメージと、
現在の盛り上がりに若干の壁があり、少し不思議な感じです。

割とミステリー小説を読む方なので、当然の氏のシリーズもいくつか読んだ
ことがあります。練られた構成としっかりしたミステリーの醍醐味を感じる
トリックと、感心し興奮するばかりでした。
が、別に今の盛り上がりが不快なわけでも、「こんなの違う!」という感じな
わけでもありません。

ただただ不思議と言うか、メディアで展開し注目されることで発展していく作品は
ライトノベルの分野では多々見て来ましたが、氏の作品がこういう形で注目される
とは思っていなかったので戸惑い、と言う感じです。

「Another」については原作を読んでいるのでどう表現されるのか楽しみに見始めましたが...
死者が出る辺りで録画のみで視聴していません。
そう言えば、そういう表現苦手なのでした(汗
ミステリ好きではありますが、小説だと平気なんですよね......ビジュアルで見ると凹みそうなので。

そんなわけで、この機会に綾辻氏の「館シリーズ」のまだ未読の作品を読み始めています。
最近も新作が出ていたようなのでそこまで行ければ行きたいな、と。

いちミステリファンとして、こういう風に綾辻氏のその他の作品にも更に注目が上がると
良いな、と思います。


さてさて、そんなわけで、勝手に応援分室~まじこいS 冬の陣・久~。

人気投票の結果が出ましたね。
前作無印よりも更にキャラクターが追加された状態なので、前回の順位とどう
変わるのか楽しみでした。
順位詳細はみなとそふと様のHPを見ていただきたいと思いますが、
自分イチオシのマルさんと弁慶さんが大健闘です。

マルさんは「S」でのアレっぷりが評価されているのかもしれませんが、
個人的には前作をやり直した際に、非常に気になっていたキャラなので、
「S」プレイ前から注目でした。

弁慶さんも、まぁ、あれはずるい。デザインみた時点から「第一印象から決めてました!」
という感じです。
キャラ的にも素敵なダラけっぷり。

もう一人の押しキャラの梅先生は、まぁ、なんというか設定上とても「らしい」位置に
いましたね。ちょっと笑ってしまいました。

次回は男性キャラの投票が始まるとのこと。
濃いキャラが多数増えているので、どういう展開になるのか......。

ではでは、今週はこの辺で。

ディレクター G.F

設定の提供と押し付け

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ごきげんよう、のえるです。


『設定の提供と押し付け』


今期のアニメは色々と面白いので沢山見ている。
中でもここ最近少なくなってきたロボアニメが秀逸。
「アクエリオンEVOL」と「輪廻のラグランジェ」がそうなのだが...今週だけはちょっと
様子が違った。

というのも私の住んでいる所でこの作品を見る場合東京MXで視聴するのだが、どちらも
日曜日の夜と深夜に放送される。
自然連続してロボットモノを見れるのだが...今週はどちらもロボ戦なし!

話の展開も「敵対する勢力の一人が主人公側に偵察的な感じでやってくる」というような
内容で終始している。
※細かい部分は違うけどそのあたりは誤差で。

要するにロボアニメ第一段階の「正体不明な相手とある程度交戦」という段階を終り、
相手側が情報収集で乗り込んでくるとかそういった段階に入ったと。

しかしなんでしょうね。

正直言ってしまうと今のアニメ放映スケジュールでは、その意味合いが発揮できないので
はないかなと思う。
敵対勢力どころか主人公側にもまだ感情移入できてない昨今、よくわからんキャラが乗り
込んでくる展開は蛇足に感じてしまう場面も多々。

スケジュールや物語進行で仕方ないのだろうけど、見ている側が準備できてないのにどん
どん色々上乗せしてしまうのはもったいないきがする。
もっとも「準備できてない」のが世界で私だけだというオチもあるのですけどね。


こういう「設定の提供」が「設定の押し付け」になってしまうのは、アニメだけでなく
ゲームでも注意しないといけないことです。

以前とある恋愛アドベンチャー系ゲームを遊んだとき、プロローグ冒頭でいきなり彼女
にフラれてはじまる...という作品がありました。
私はそのゲームの予備知識をほぼ持たずにプレイしたのでその時の感情は「ショック」
というより「何だコイツ?」となってしまいました。

しかしゲームの中にいる私の分身のハズの主人公は、その元カノに会うと気まずそうに
したり未練があったりするような素振り。
でも私としては「鬱陶しいなぁ」と感じる相手。
そうなるともうプレイヤーキャラの行動に感情移入なんてできませんでした。

「これはそういう設定の物語なんだよ」

というのは分かります。
しかし積み重ねが何もない現実の感情はそう簡単には納得してくれません。
結局その他のヒロインは丁寧にプレイしたものの、メインヒロインだけはフルスキップ
でさっさとクリアだけした記憶があります。

遊ぼうとしているプレイヤーに「こうあって欲しい」という感情をちゃんと与えること
も物語には必要なんだなぁと痛感しました。


というところで今週はこのくらいで。
それではまた、ごきげんよう。