目に見える違い 見えない違い

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ごきげんよう、のえるです。


『目に見える違い 見えない違い』


「色数の違いってそんなに目立つ?」という疑問が以前はありました。

というのも少し前にここに書いたようにPS2までのアドベンチャーゲーム。
多くは256色で表示されていました。
しかし精度の高い減色ツールを使用していたので、パソコン画面上でフルカラー画像と
減色を施した256色画像を見比べても遜色を感じませんでした。
というのもやはり画像の解像度がPS2では「ギリギリのライン」だったからからと。

たとえばPS2で一般的だった画面サイズは640x448のインターレース。
※640x480ではないトコロがなんとも開発者泣かせでしたね^^

たとえば画面サイズのイベントCGで説明。
この画像で描画されるドット数は286720ドット。
となると平均1120ドットは同じ色で表示されることになります。
(ちなみに一般で言うフルカラーは16777216色です)

さすがにイベントCGでこの色数はちょっと厳しいと感じる場合もありますが、それ以外
の画像ならば案外十分なモノです。
特に立ち絵の場合。
キャラクターの外側は「抜き」と言われるアルファ値「0」の透明色。
基本的に画像の65~75%ほどが抜きに割当られて、残りの255色で肌色や黒白など人間を
構成する色+衣服色で構成されてます。

絵柄の明暗グラデーションによる差異はありますが、PS2では立ち絵は256色でも十分と
いえるほどでした。

しかしいよいよPS3。
正直な部分を言ってしまえば、PS3でも立ち絵は256色でも十分かと思います。
というのも専用減色ツールが非常に優秀で、とても256色と思えない減色をするので。
しかし今回は背景やイベントCGは無論、立ち絵も全てフルカラーです。
理由は一つ。

「可能な限り減色等加工をしないグラフィックを表示したいから」

です。
減色をして表示しても、よほど注視しなければ人間の目で判断できないだろう違いとは
いえ加工してしまったらそれは違うものです。
いままでのPS2ではサイズが大きい、なによりディスクがDVDなので収まらないという
問題がありました。

PS3ではメモリの問題、速度の問題、そしてメディア容量の問題。
すべてが一度に解決して「ようやくそのままの絵をみせられる」というところです。
そんなPS3版の「まじこい!R」。
リビングの大型テレビでやるのは...家族がいる人はごにょごにょ。
是非とも大きなテレビやモニタで遊んでみて下さい。


余談ですがPSPだと画面が480x272。
逆にこっちだと「フルカラーにするのはもったいない」解像度かと。
PS Vitaならばフルカラーの恩恵が出るサイズですね。


というところで今週はこのくらいで。
それではまた、ごきげんよう。