二人の傘に流れるSummer rain

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二人の傘に流れるSummer rain
G.Fです。こんにちは。

8月が終わりましたね。夏と言えるのもあとわずかです。
しかし、相変わらずな夏で、特にこれと言ったイベントもない夏でした。
いやぁ、夏が来る度になにかしなきゃ、と思いますが、特に何もできずに終わる毎年です。
学生みたいに、長期間の夏休みでもあれば違うんでしょうか。

先日は、夏の間に、ということで「クロスゲーム」を読み返しました。
あだち充先生の作品は、夏にぴったりですね。
野球が好きなので、野球モノは特に好きです。
氏の作品で高校野球を題材にしたものは何作かありますが「タッチ」が鉄板なのは
当然ですが、最近の「クロスゲーム」も個人的には大変良かったです。
「H2」はラストで悶絶したので......キャラクターたちは納得したんだろうけども
読んでいる側としてはもどかしくて......。
......という感じで青春を追体験させていただいています。

少し面白いのが、共通して主人公の「すごいストレート」が描かれますが、
タッチの頃は140㌔くらいから驚かれていましたが、クロスゲームに至っては
「目指せ160㌔」でした。時代と共に球速の平均が上がっていることが反映されていますね。

同じ題材でも、それぞれにアプローチ、印象がちゃんと違いますし、
愛すべきキャラクター、世界感があります。
高校を題材にすることで、地域的な描写が多くなりますし、風景の描写、コマ割りが
実写に近い雰囲気を醸し出しているので心地よいです。

何より、主人公が「イイ奴」なんですよね。これ、個人的にはすごく大事です。
主人公をまず愛せなければ、恋愛モノなどは楽しめない性格なのですよ。
「主人公が酷い奴だけど、ヒロインにもてもて」という場合は、ヒロインの正気を疑い、
ヒロインが可愛くても愛せませんし、ご都合主義を感じてしまいます。
「普段酷い主人公だけど、でもいいところもあるよ」がしっかり描かれていれば
問題ないですけどね。
「でも、優しいところがあるんだ」だけではどうも......。
だから、ギャルゲーの好みもそこで大きく分かれます。

できるだけ関わったオリジナルタイトルは、主人公の立ち位置やストーリーについて
気を使っています。「感情移入したくなる」キャラクターであって欲しいので。

なかなか不思議な感覚ですが、愛すべきキャラとヒロインなら、ヒロインに「俺の嫁」
感覚を抱いたとしても、くっつくのを応援したくなるのですね。
よくネット上で声優カップリングネタとかありますが、そういう感覚なんでしょうか。
自分も「うたわれるものらじお」は大好きでしたし。

そんなわけで、とにかくヒロインだけでなく、愛すべきキャラクターたちを生み出せるように
がんばりたいです。


それでは、勝手に応援分室~まじこいS 晩夏の陣・衣~。

今月は色々な発表がありそうですね。HP更新が毎週楽しみです。
サンプルボイス発表は、今週で天神館が出揃いました。
いや、すごい。なにこの重厚メンバー。壁は既に厚いですよ? 大丈夫か川神学園!

それはそうと、弁慶さんのボイス発表は今週もお預けです。
あー、これまでは「弁慶」と言えば「武蔵坊」と「ザ・グレート」が浮んでいたのに
これからはなんと素敵な響きであるか。
しびれた足を崩さずに正座待機を続けましょう。


ではでは、今回はこの辺で。


ディレクター G.F