のえる: 2010年11月アーカイブ

秋葉原という街の存在意義

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ごきげんよう、のえるです。


『秋葉原という街の存在意義』


もやはネット通販が十二分に普及している昨今。
わざわざ店舗まで脚を伸ばして商品を購入することに、意義があるのか?

そんなテーマの話はちらほらと各所で聞いたりします。

でも最終的に「現物を手にとって購入する人がいるかぎり存在意義はある」ということに
おちつきます。
私は古い感覚の人間なのか、現物を手にとらないとおちついて買い物できません。

昔まだネット通販という文化がない時代、地方在住のためアニメグッズを通販購入した事
はありましたが、当時としては大冒険&博打でした。

直接脚を伸ばして購入する場合、となりの市までいかないとアニメイトがない状況。
アニメグッズを買い始めたのは小学生だったので、それはもう大変でした。


大人になってまだ東京在住じゃない頃、夏冬のコミケへ行く友人の車に便乗させてもらい
「コミケには行かず一日ずっとアキバ巡り」ということを。
夜になるとホテルへ戻るのですが、コミケ組は翌日のために夜中に出て行き私だけ朝9時
すぎに悠々とチェックアウトしてました。

その当時はメイド喫茶なんて文化は皆無で、同人誌も大手専門店がありませんでした。
土日になると路上ではたこ焼きや焼きソバが祭りでもないのに売られていて、献血広場と
よばれる広場では献血のない日はスケボーや3onバスケも見られました。

なんというか...秋葉原という街が今よりゆったりしてました。

一般でいう「オタク」が集まる場所ではありましたが、多種多様なオタクがはっきりと
区別できる状態でいりみだれてましたね。

ゲームオタとアニメオタは当時は結構分かれていました。
鉄っちゃんや模型オタやPCオタも各分野に特化してた気がします。

なによりメイドに限らず喫茶店などが少なく(そこそこあったけど目だってない)食事や
休憩、なによりトイレにこまった街でした。


でも今は...便利になってしまうと、人がより集まるのも必然。
すっかり観光地になってしまいましたね。


そのため流行る店・流行らない店の緩急も激しくなり、かつて私が秋葉原を訪れるたびに
寄っていたお店もいつしか消えていってしまいました。


某ビルの4Fにあった「キャラ」ってお店...覚えてる人いるかな...。


それでもやっぱり秋葉原はなくては困ります。
「脚を運んでアニメ・ゲームを買う聖地」としての地位は、おそらく揺らぐことはないと
思いますが移り変わる様を楽しくもあり、寂しくもあり見ていきたいです。


なんかちょっと寂しくなっちゃった。
それではまた、ごきげんよう。

アニソンってどうなるんだろうな

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ごきげんよう、のえるです。


『アニソンってどうなるんだろうな』


とよく考える。

昔は(特に昭和の頃)は「アニソン」は、使用しているアニメ専用の楽曲だった。
単純に歌詞にアニメのタイトルやキャラ名など、特定できる固有詞がはいっているという
だけではなく、きちんとストーリーを歌っていたりした。

でも今はどうなのかなぁーと。

確かにアニメのテーマに沿った歌詞だったりしてる唄も多い。
でも「本当にそれが正解か?」と思えないこともない。

私は好きなアニメのOP&EDのCDはほぼ購入します。
でも中には「○○○系アニメ「×××」OP」というシールが貼ってあるだけで、ジャケ
にアニメの絵が全然付いてないCDも多い。

こーゆーのって唄がどんなによくてアニメに「合って」いても、どこか「アニソン」では
ないんじゃないかな?と思う気持ちが払拭できません。

私の好きなアニメで第四期まで作成されてる作品がありますが、コレのOPが第一期から
ずっと「アニソン」とは思えない唄をずっと使ってます。
唄自体は例外なく好きになりCDも購入しているのですが、


「この唄である必要性はないよなぁ...」


と思わずにはいられません。


最近のアニメは1クール作品が多いっていうのも原因の一つですかね。
あまりにも放映ペースが短く速いから専用アニソンを確率する意味が見出せないのかも
しれません。


アニソンの祭典「アニメロサマーライブ」。
当然盛り上がりますが、昔同じ催しがあったらどうだったんでしょうね。

楽曲は定番が多くなり、ヒーロー&ヒロインソングが多くなったかもしれません。
でも一曲一曲のクオリティがはんぱじゃなかったと思います。

佐々木功氏の「宇宙戦艦ヤマト」や「ゲッターロボ!」、堀江美都子さんの「宇宙魔人ダ
イケンゲー」「超電磁ロボ・ボルテスV」を生で聞いたときは、もう震えがずっととまり
ませんでした。

最近アニソンを聞いてここまで震えたのは、「とある科学の超電磁砲」最終回に劇中にて
OPが流れてきたときくらいです。
つい最近の「そらのおとしものf」のEDで、村下孝蔵さんのカバー「踊り子」が流れた
ときも「おおっ!」と思いましたが、アレは違うから除外...と。


今放送している作品で、そういった流れを十分受け継いでるのって「プリキュア」くらい
ですかね?


色々書きましたが、最後の判断はやっぱり個人の判断ですよね。
その曲を聴いて作品が頭に浮かぶのは、よい楽曲だと。

曲にしろ、何にしろ。
触れた人の記憶に残る作品をつくりたいですね。


という話で今回は終了です。
それではまた、ごきげんよう。

『デジタルリマスターすげぇ』

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ごきげんよう、のえるです。


『デジタルリマスターすげぇ』


なんか冒頭が先週とよくにてますが、今週の感想はBlu-ray BOX「lain」を見た感想。

すでにこの頃のアニメはデジタルアニメでしたが、いまに比べるとやはりクオリティに
差がありました。

しかしこの「lain」という作品。
人物に関してはハイライトや影の表現が、必要な場面以外では比較的抑え目で「2D」
をかなり意識した絵柄になっています。

反面、背景や頻繁にでるデジタル機器種の表現は緻密に書き込まれており、そのコント
ラストが見てる側にえも言えぬ感覚をあたえます。
おまけに常に何か聞こえるような演出。電磁石の共鳴みたいな「ブ~ン...」という低音
がつに不安と緊張を煽っていました。

昨今の作品でみると「化物語」の表現手法なんかが方向性が同じかと。

人物描画やバック演出、重要なワードを「文字絵」として画面に直接表示。

こういった演出の「妙」がなされていました。
本当に10年早い作品でしたね。

正直ひさしぶりに見た「lain」は「懐かしい」と当時理解できなかった「凄い」の集大
成でした。

こういったモノを見ると、今後もかつての作品のBOXを買いたくなりますね。


さて。
先週今週と「映像」に関しては色々書きました。
でも「音」ってどうなんでしょうかね?

ゲームを開発するときに使用するゲーム機特有の開発ライブラリ。
それらって大概は「グラフィック」と「サウンド」は独立した系統での仕様で、どうい
った経緯で双方を使用するのか、で動作が色々違ってきます。


当然グラフィックは重要ですが、当然サウンドもないがしろにできません。
特にサウンドの場合、データをHDにインストールしない場合常時アクセスしてBGM
を流す...という手法もあるわけで。

そうなった場合、絵柄が切り替わったりセリフをしゃべらす時の

「常に稼動している読み込み処理と割り込む読み込み処理のバランス」

を上手く制御できないとゲームテンポががた落ちです。
特にコンシューマはHDインストールが「非必須」なのが常なので、それらを考えて
設計しないと目も当てられない状況になることも。

その割にはコンシューマ機ってメモリが小さいんですよね。
BGMとかは演奏する1曲だけを最初に一括読み込みしてずっとメモリに載せておくと
かしたいのに。

グラフィックのチップやCPUは凄いけど、その他を抑えてしまうのがコンシューマ機の
悲しいところですね。そうしないと値段がとんでもないことになってしまうんで。

分かりやすく言えば、初代プレイステーション。
あれのメモリをもっと十分に積んでグラフィックボードの性能をもっと上乗せした場合
値段は初代3DOくらいには簡単に跳ね上がったかと。

...PS1はメモリになきましたねぇ...。
以外とCPU&GPUはがんばってくれましたけど、メモリの少なさがあまりにも...。

でもフレームバッファが初心者にもわかりやすい設計だったのは、非常によかった。
あのくらいつくりやすいと、もっとゲーム業界盛り返すこと出来そうなのに。


というちょっと真面目な話で今回は終了。
それではまた、ごきげんよう~。

デジタル放送ってキレイだにゃー

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ごきげんよう、のえるです。


『デジタル放送ってキレイだにゃー』


何を今更?と言うなかれ。

私が借りている賃貸にもやっと地デジのケーブルが引かれたのです。
それまでは室内用デジタルアンテナを使用していたので、受信感度の悪い日は23区内で
ありながら東京MXが見れないという仕打ちをうけていました。

そんな中、ようやく安定したデジタル放送が受信できるように。
テレビ自体は以前奮発してREGZAを購入してあるので、大きな画面でバッチリです。
※PSP専用のポータブルズームが付いた私大喜び仕様REGZAです

さて。
それでは大きな画面でさっそく「とある魔術の禁書目録II」を...。


...(真剣に視聴中)...


ふー。
画面がキレイなのはいいですね。
美麗画面に映えるローラタソにひゃっほいひゃっほいしながら終了。

これはすばらしい文化なるけりよ♪


しかし、もうこれ以上の画像高画質化ってあるのでしょうかね?
技術云々では可能ですが、それが意味のあることなのかどうか。

もしそうなれば現在のデジタル放送をまったく劣化させずに記録できるBlu-rayは
もう十分といえるメディアなのかなと、思考停止しそうです。

畑違いですが「開発業にたずさわる者」としては「固定観念」は天敵です。


私は高校の時、情報技術関係の授業では常に二歩三歩どころかトラック一周分のリード
で先行していたので「授業で先生に教わることはない!」という状況でした。
(先生の知識が古い仕様で100点テストを95点にされたのを抗議したりとか)

そんな中でも唯一今でも心にとどめている言葉。


「固定観念の打破」


もうこれで決まりだろう、みたいな決め付けは開発者にとっては大きな壁だ。
常にその先を見据えるようにしなさい、という教えです。

この言葉だけは会社に就職してもずっと心にとどめるようにしてます。
実践は常に困難ですが、こういった意志のない人間にゲーム開発をしてほしくないと
常に思っています。


...なんか真面目で重い話になったかも。
最初ローラタソとか言ってたその口で何を言ってるのやら。

せっかくのデジタル放送が存分に見れる環境。
ひさしぶりに深夜アニメのはしごをリアルタイムでしてみようかな。


というあたりで今回は終了です。
それではまた、ごきげんよう~。

ごきげんよう、のえるです。


「プレゼント・デイ プレゼント・タイム」


この表記と共に音声が流れ、続いて機械的な高笑い。
かつて深夜アニメとして放送されたサイコホラー(?)アニメ「lain」。

正式には「serial experiments lain」というタイトルで、OP&EDや本編はもとより
全てが当時としては異色な感じを漂わせていた作品です。


このたびBlu-ray版がBOXでリリースされたので即購入。
実家に帰ればかつて放送時に録画して編集したビデオがあるはずですが、きちんと
メディアで購入したのは初めてです。

とはいえ。
「アニメ」本編のメディア購入がはじめてなだけで、それ以外のメディアはほぼ購入
しておりました。
小説や脚本本、イラスト集など。


そして...プレイステーション用ソフト「lain」も。

放送当時すでに私はゲームプログラマでしたが、このゲームは非常に惹かれました。
購入したあとは夢中で遊びました。

内容は「アタッチメントソフトウェア」と呼ばれる「ゲームを操作する」ということ
を楽しむソフト。分かりやすく説明すると、アドベンチャーパートを進行するために
各種の情報や状況を整理して進行するという「アドベンチャー+パズル」的なモノ。

その内容の構成や、当時としては随分を先を見据えたネットワーク世界を舞台にした
舞台背景。
放送当時は決して人気爆発とはいえませんでしたが、私のようなゲーム屋やアニメの
シナリオ屋をやってる友人などは猛烈にハマりました。


そして...いま、このプレイステーション用ソフトが随分とプレミア価値が付いてます。
まあ、私としてはこのソフトはゲームソフト内でもトップを競う大切な品なので、
いくら値段が付いても売りませんけどね。
※私は過去手持ちのテレカに買取14万ついたけど手放さなかった頑固者です


今のPS3で「lain」を作ったら、ハードディスクによる快適なアクセス、HD画質で綺麗
なムービー。画面に表示されるインターフェイスの洗練さ。
当時のPS1では出来なかったことがこれでもか、と出来るうえダウンロードで追加も。

でも...なんでしょうね。
老兵のよりどころとでも言いましょうか。

リメイクしないで欲しいなぁ...と。
わがままですね。出たら絶対買うくせに。


...あ。忘れてた。
話はまったく変わります。

「天使ちゃんマジ天使!」な抱き枕カバーで飛ぶように売れた電撃G'sフェスコミ。
これに「真剣で私に恋しなさい!」のコミック載ってるんですよ?
ついついエースコンプの方ばかり書いてしまいますが、電撃の方はまゆっちルート。
さあ、まゆっちファンは突貫だっ!
...でも最新号はもう買えないかもね。まだ発売したばかりなのに...さすが奏。


というあたりで今回は終了です。
それではまた、ごきげんよう~。