『デジタルリマスターすげぇ』

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ごきげんよう、のえるです。


『デジタルリマスターすげぇ』


なんか冒頭が先週とよくにてますが、今週の感想はBlu-ray BOX「lain」を見た感想。

すでにこの頃のアニメはデジタルアニメでしたが、いまに比べるとやはりクオリティに
差がありました。

しかしこの「lain」という作品。
人物に関してはハイライトや影の表現が、必要な場面以外では比較的抑え目で「2D」
をかなり意識した絵柄になっています。

反面、背景や頻繁にでるデジタル機器種の表現は緻密に書き込まれており、そのコント
ラストが見てる側にえも言えぬ感覚をあたえます。
おまけに常に何か聞こえるような演出。電磁石の共鳴みたいな「ブ~ン...」という低音
がつに不安と緊張を煽っていました。

昨今の作品でみると「化物語」の表現手法なんかが方向性が同じかと。

人物描画やバック演出、重要なワードを「文字絵」として画面に直接表示。

こういった演出の「妙」がなされていました。
本当に10年早い作品でしたね。

正直ひさしぶりに見た「lain」は「懐かしい」と当時理解できなかった「凄い」の集大
成でした。

こういったモノを見ると、今後もかつての作品のBOXを買いたくなりますね。


さて。
先週今週と「映像」に関しては色々書きました。
でも「音」ってどうなんでしょうかね?

ゲームを開発するときに使用するゲーム機特有の開発ライブラリ。
それらって大概は「グラフィック」と「サウンド」は独立した系統での仕様で、どうい
った経緯で双方を使用するのか、で動作が色々違ってきます。


当然グラフィックは重要ですが、当然サウンドもないがしろにできません。
特にサウンドの場合、データをHDにインストールしない場合常時アクセスしてBGM
を流す...という手法もあるわけで。

そうなった場合、絵柄が切り替わったりセリフをしゃべらす時の

「常に稼動している読み込み処理と割り込む読み込み処理のバランス」

を上手く制御できないとゲームテンポががた落ちです。
特にコンシューマはHDインストールが「非必須」なのが常なので、それらを考えて
設計しないと目も当てられない状況になることも。

その割にはコンシューマ機ってメモリが小さいんですよね。
BGMとかは演奏する1曲だけを最初に一括読み込みしてずっとメモリに載せておくと
かしたいのに。

グラフィックのチップやCPUは凄いけど、その他を抑えてしまうのがコンシューマ機の
悲しいところですね。そうしないと値段がとんでもないことになってしまうんで。

分かりやすく言えば、初代プレイステーション。
あれのメモリをもっと十分に積んでグラフィックボードの性能をもっと上乗せした場合
値段は初代3DOくらいには簡単に跳ね上がったかと。

...PS1はメモリになきましたねぇ...。
以外とCPU&GPUはがんばってくれましたけど、メモリの少なさがあまりにも...。

でもフレームバッファが初心者にもわかりやすい設計だったのは、非常によかった。
あのくらいつくりやすいと、もっとゲーム業界盛り返すこと出来そうなのに。


というちょっと真面目な話で今回は終了。
それではまた、ごきげんよう~。