腹を割って話そう!

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ごきげんよう、のえるです。


『腹を割って話そう!』


北海道のローカルバラエティ番組として開始され、いまや全国区になって何度も再放送が
されるという前例のない怪物番組「水曜どうでしょう」。

この番組のディレクターを勤めた藤村D、そのよき理解者で仲間のカメラ担当嬉野氏。
二人が北海道の温泉宿でじっくりと話しこんだ対談(?)を文字にした本が発売された。
タイトルもずばり「腹を割って話した」。

これは前述したバラエティ「水曜どうでしょう」で行われた東北2泊3日ツアーで出演者
の大泉洋さんが藤村Dに浴びせられた迷言「腹を割って話そう!」が由来。

この「腹を割って話そう」という言葉の中にある事実。


『自分には"腹を割って話す"という事ができる相手がいるか?』

『自分に"腹を割って話す"という事をしてくれる相手がいるか?』


そんな事を考えてしまいます。
昨今では「他人を思いやる」という行為や考えが、「恥じる行為」とか「古い」という
風潮があります。
エヴァのミサトさんではないですが、日本人の信条は「察しと思いやり」だと思うんで
すよ私は。

でもコレは「他人の顔色をうかがって生きる」というのとは違うんですよね。
「周りに気を配る」という事と「周りを気にする」はノット・イコールです。
ただ...この「周りに気を配る」って行動、私の中では「社会人なら当たり前」なんです
よ。
会社という組織に所属している以上、どうあがいても必要な事です。
義務教育の学校というのは、そういった部分での人間的な教育もしてました、
ただ昨今では「教師による体罰」が「教師による虐待」みたいな扱いになり、生徒側も
それを理解して助長していたり。
「心の成長」分が不足してしまって、そのまま社会に出てくるようになってしまってい
ますよね。
まあ、だからと行って年配の人間がみな立派かといえばそうでもありませんが。

今日本はまだまだ大変で、これからも大変です。
そんなだからこそ、自分の責務を果たして「いつも通りの生活」をしたいです。

そこに「水曜どうでしょう」の最新作放送は本当にありがたい。
これを見ている間は無心で大笑いができます。
製作ディレクターさんは

「視聴率はどうでもいい、俺や皆がやりたいこと、みたいことをやるんだ!」

と製作しています。
だから楽しい。だから真っ直ぐ心に入ってくる。
私が尊敬する人物は沢山いる。でも生き方、あり方で尊敬する人物の筆頭は彼だろう。

そんな事を考えながら今日もゲーム製作をしています。
私の作ったゲームで、どこかの誰かが心の底から笑ってくれることを願って。


今回はここまでです。
それではまた、ごきげんよう。